今日も昨日に引き続き、日中は「海洋自然体験リーダー養成講座2011in三宅島」に行ってきました。ここんところ、ずっと穴原奈都さんたちと一緒に行動してます。
午前中は伊ヶ谷・大船渡湾でシーカヤックの実習をしました。
今回は、カヤックで海に出てしまったためあまり写真が撮れなかったのですが、2人1組でカヤックに乗り込んで出艇や上陸の練習、最後には沖に出てスノーケルもしました。
6月に行われた日比野克彦さんの100m水中⇆陸上ドローイングで日比野さんも「波打ち際が一番大変だった。海の生物が陸に上がる時も大変だったんだろうな」といった感じのことを言ってましたが、カヤックも海に漕ぎ出す瞬間と陸に上がる瞬間が一番危険だそうです。波があるときなどは特に、カヤックが波に持って行かれて自分の上にのしかかってこないように注意しないと危ないです。僕は勝手に「波打ち際問題」と名付けました。
午後は三宅高校の視聴覚室で座学。溺れた人に対する対処や、人工呼吸の基本的な方法などがレクチャーされました。
この日までにとった海中の写真スライドショーも行われました。ひとつひとつの写真に写っている生き物の名前と暮らしぶりを、講師の方がレクチャーしていきます。
たとえば「セダカスズメダイ」という魚は、自分の畑を作るそうです。自分の敷地を決めて、不味い海藻はちぎって捨ててしまい、美味しい海藻だけの畑をつくるそうです。これは僕自身潜っている最中に何度も見た魚なので、実際見た後にそういう話を聞くとただ話だけ聞くよりも感動します。
この座学をもって、「海洋自然体験リーダー養成講座2011in三宅島」のプログラムはおしまいで、明日は実際に小中学生を相手にスノーケルとシーカヤックの実習体験を指導します。
このプログラムを受けてみて、当たり前の事ですが「海の生き物ひとつひとつにちゃんと名前がついていて、それを見ただけで名前を言い当てることができて、暮らしぶりまで解説できる人がいる」という事に感動しました。
車で移動がてら、奈都さんから三宅島の結婚式のことや、自分の家についてのお話を聞けました。
三宅島には式場は無くて、というかどこでも式場になることができて、海で挙式したこともあるし福祉会館でやった事もあるそうです。若い人の結婚式だと「エセ神父さん」が出てきて「あなたたちはー、みやけのー、おやまに誓いマスかー?」というふうに、外国人っぽく話しながら式を執り行ったこともあるそうです。食事も全部自分たちで用意します。参加者は持ち寄りで食事をもってきて、ウエディングケーキを作る人もいたり、漁師は魚を持ってきたりするそうです。学校の音楽の先生のピアノ伴奏がBGMです。なんだか良い意味で島ならではの進化をとげたやり方だなあと思いました。考えてみれば結婚式専用の場所はいらないのかもしれません。誰かを祝いたい時は、自然に人がなにかしら持って集まって来るんだと思います。
奈都さんの家は伊ヶ谷にあって基本は身内3人で暮らしているそうですが、よく島外から人が泊まりにきて、半ばシェアハウスのような状態になっているそうです。いま東京都内でもかなりシェアハウスが流行ってますが、島でも同じような場所がある事に感銘をうけました。奈都さんは三宅島にシェアハウスのような場所を増やしていきたいと言っていました。
先日の日記でも書きましたが、出先での人との出会いは強烈な思い出になります。島にまた行きたいという気持ちの素になります。普通に観光に来るだけでは、島の生活や島民のリアルな日常に触れることはなかなかできませんが、「三宅島大学」という名前が島の中と外の人を結ぶキーワードになれば、初めて島を訪れた人でも自然に現地の人とコミュニケーションを取る事ができるようになると思います。それも三宅島大学の大切な役割の1つだと思います。
さて、夜は昨日に引き続きマリンスコーレに行ってきました。
これは神着郷土芸能保存会(このステージでは小中学生とその親が中心)による「木遣り太鼓」のステージです。けっこうな迫力で、太鼓のリズムに合わせて会場から出る「わっしょい!」というかけ声が、聞いていてとても気持ちよかったです。
マリンスコーレも今日でおしまい。
次は、四日から始まる富賀神社のお祭り。神輿が島内を数日かけて一周するお祭りです。
準備は島内各地でもう始まっています。
村上
0 件のコメント:
コメントを投稿